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La ringrazio

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【2ch.sc】妖怪退治の仕事してるけど、何か質問ある?その8(1)

引用元:http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1402189552/
タイトル:妖怪退治の仕事してるけど、何か質問ある?その8






※前回の記事 http://fandz.pazru.com/cult/nankayoukai7_1 



2: 1 ◆cvtbcmEgcY 2014/07/23(水) 22:00:31.86 ID:9XWM601rT
淡々と続きを。

俺は先生の詩が変わると、今度はすばやく枝や葉っぱで焚いていた火を消した。

ずっとつけたままだと、余計な奴が気になってやってくる可能性がある。
そして、火が完全に消えると、あたり一面は一層真っ暗になった。

月の明かりで完全に周りが見えないわけではなかったが。
もともと街灯ひとつもない場所なので、先生やミサトさんの顔すらまともに見えない状態だった。

ただ、立っている場所にぼんやりと人がいるのが分かるくらいだ。
3: 1 ◆cvtbcmEgcY 2014/07/23(水) 22:12:11.92 ID:9XWM601rT
俺はミサトさんだとおもわれる人影に近づいて、肩に手を載せて座らせた。
手が彼女の湿ったような髪の毛に触れると、童貞特有かもだが、一瞬ドキッとした。

そして、そのまま、その場所で先生の詩が終わるのを待った。

あらかじめ決めた段取りであると、そこで先生はこの中で座っている人間がいるが
その人間に関する記憶をお忘れになってほしいという内容の詩をいうはずだった。

妖怪からしたら、人間なんてみんな同じようなものだから分かりやすくするためにね。

しかし、そこでまた先生が奇妙なことをし始めた。

先生は妖怪にお願いを言う前に、突然詩をやめたのだ。

拍手

5: 1 ◆cvtbcmEgcY 2014/07/23(水) 22:25:05.10 ID:9XWM601rT
俺は何かアクシデントでも起きたのか?と一瞬焦った。
でも次の瞬間、何かガラスが割れるような音がした。

そこで俺は悟った、先生は殺陣をするつもりなんだと。

いつも言っているように、うちは妖怪を倒す、というより妖怪と交渉するのが主な仕事だが
ごく稀に、どうしようもない時に妖怪を「殺す」ことになったりもする。

なんか妖怪退治っぽいことだが、これはかなり難しく、危険なことだ。
これをうちでは「殺陣」と呼ぶが、殺陣はめったにしない。

よく昔話でも、人を食ったりする妖怪が封印されたりとかするだろ?
あれは倒せないから封印するってのは確かにあるが、例え倒せたとしても
殺しちゃいけないから生きたまま封印するってことも多い。
6: 1 ◆cvtbcmEgcY 2014/07/23(水) 22:41:21.98 ID:9XWM601rT
前にも妖怪をなぜ無暗に殺さないかって話をした気がするけど。

妖怪が人間に害を及ぼすのは大抵悪意があるわけじゃない。
ものすごい悪とかするやつは、殆どそう言う風にできているからそうするだけだ。

例えが悪いかもだが、台風が家とかをなぎ払ったりして、人を死なせたりするけど
台風自体はそれに悪意があるわけじゃない。ただ、そうなってしまうだけだ。

なので、その行為には罪が存在しない。罪が存在しないのに勝手に殺すのは不公平だろ?

もちろん、いたずらをして喜ぶ奴らもいるが、そう言う奴らの場合、自覚がある分
殺されるほど悪いことをしたりしない。

もし、人間にとって「悪い」ことをやつで、しかもそういうことをする必要がないのに
それを悪いことだと自覚したうえで、その悪さをする妖怪がいても、そういうやつほど強い力持っているから
単純に力不足的な問題で殺せない。
8: 1 ◆cvtbcmEgcY 2014/07/23(水) 23:01:23.22 ID:9XWM601rT
なので、殺陣というのは滅多にしないことだ。

俺は真っ暗な中、かなり混乱した。
流派ごとに、殺陣の初め方は違う。

大抵の場合殺陣を開始するにしても、そのふりをして妖怪を驚かして、逃げさせるやつ。

しかし、今度の先生の準備をみると、完全に「殺す」つもりだ。
10: 1 ◆cvtbcmEgcY 2014/07/24(木) 09:20:38.02 ID:3AWH6YSKV
この場合のやり方は「鴻門集」と呼んでいる。
多分「鴻門の会」とかなんとかから来てるんだろうね。

始め方はまず、妖怪を呼びつける。そのあと一通り宴会が終わったところで
儀式で使う光をすべて消す。

そのあと、お酒が入っていない酒瓶をたたき割る。
それが合図だ。

これが「殺せ」の合図になる。

準備するものは全部で2つ。まずはその殺そうとしている妖怪を倒すのに適した形の物

妖怪は物理的に物を動かせたりすると前にいった気がする。
これはつまり、同じように物理的なものの影響も受けるということだ。

もちろんすべてではないので、各妖怪に合わせて物を選ぶ必要がある。


もう一つは確実に妖怪の位置がわかるようにできるもの。
例え霊感があっても妖怪がはっきり見えるわけじゃないらしいので
その妖怪を一定の位置におびき寄せたり、誘導したりする必要がある

それをするためのものだ。


まぁ、正直準備自体はそんなに問題じゃない。ただ、本番がむずかしいのだ。


それに妖怪を呼びつけて、話し合うかと思わせながら、闇うちをするという形式のものなので

背信にも当たるような行為だ。

やってしまうと、それ以降妖怪に信用されなくなってしまうかもしれない
という大きな職業上のリスクも被うことになる。

つまり、それくらいの覚悟がないと、この殺陣をやってはいけないんだ。


※ここから新スレに。 実質9スレ目
http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news4viptasu/1410454117/






1: 1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/ 2014/09/12(金) 01:48:37.03 ID:UMV+k39u0.net
ねむれなーいよーるー
5: 1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/ 2014/09/12(金) 01:51:45.39 ID:UMV+k39u0.net
その昔先生に恐怖とは何か聞いたことがある。
その時に先生はお前の後ろにいるもの、だとこたえた。

もちろん、俺には意味がわからなかった。
すると先生は人間にはなぜ後ろには目がないのか?
という意味のわからない質問をしてきた。

俺は分からないと答えた
8: 1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/ 2014/09/12(金) 01:57:47.16 ID:UMV+k39u0.net
次に先生は、頭の後ろに目が欲しいと感じたことはあるか?
と聞いてきた。

確かに、あったほうが便利だなぁと俺は思った。
でも、そんなことはあんまり考えたことないなぁと答えた

先生はそれをきくと

自然ではきっと、目が後ろにもあったほうが生き残りやすい。
でも、ならなぜ、この世の大抵の生き物には、それがないんだろうね

進化論に従うなら、後ろに目があった生き物のほうが進化しているはずだ。
でも、例えば、昆虫の複眼でも

それは自分の後ろを見ることはできないらしい。

なら、なぜ?

答えは簡単だ。後ろに目がないほうがいきのこれるんだよ
14: 1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/ 2014/09/12(金) 02:03:16.38 ID:UMV+k39u0.net
「それ」は後ろにいるんだよ。

振り返っても、振り返っても、見えない、「それ」は
多分、生きるためには見えてはいけない「それ」は

いまでも我々のすぐ後ろにいるんだよ。

じっといきをひそめて、見つけてもらうのをまっている。

それが「きょうふ」だ
15: 1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/ 2014/09/12(金) 02:05:48.57 ID:UMV+k39u0.net
恐怖はいつだって背後にいる。

先生は最後にそう締めくくった。

俺は先生がかっこつけたことを言っているように感じてむかついたので
その日の先生がスーパーに行くときに背中に
「53歳童貞です」と張り紙をこっそりはっておいた
16: 1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/ 2014/09/12(金) 02:06:37.91 ID:UMV+k39u0.net
たしかに、その日の先生にとっての恐怖は背後にいた







13: 名も無き被検体774号+@\(^o^)/ 2014/09/12(金) 02:02:29.42 ID:1PF1G7UQi.net
百鬼夜行とか参加するのにはどうしたらいい?
18: 1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/ 2014/09/12(金) 02:07:27.02 ID:UMV+k39u0.net
>>13

人間として参加したいのか、妖怪として参加したいのかがわからないとなんとも
53: 1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/ 2014/09/12(金) 19:35:32.11 ID:ilHTgWOC0.net
ただいま。

ちょいとどこまで書いたか完全に忘れたから過去ログあさってきます
57: 1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/ 2014/09/12(金) 19:49:26.00 ID:ilHTgWOC0.net
とりあえず、あっちに書き込んでるものをこっちに移すね
59: 1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/ 2014/09/12(金) 19:49:57.61 ID:ilHTgWOC0.net
俺は先生の詩が変わると、今度はすばやく枝や葉っぱで焚いていた火を消した。

ずっとつけたままだと、余計な奴が気になってやってくる可能性がある。
そして、火が完全に消えると、あたり一面は一層真っ暗になった。

月の明かりで完全に周りが見えないわけではなかったが。
もともと街灯ひとつもない場所なので、先生やミサトさんの顔すらまともに見えない状態だった。

ただ、立っている場所にぼんやりと人がいるのが分かるくらいだ。

俺はミサトさんだとおもわれる人影に近づいて、肩に手を載せて座らせた。
手が彼女の湿ったような髪の毛に触れると、童貞特有かもだが、一瞬ドキッとした。

そして、そのまま、その場所で先生の詩が終わるのを待った。

あらかじめ決めた段取りであると、そこで先生はこの中で座っている人間がいるが
その人間に関する記憶をお忘れになってほしいという内容の詩をいうはずだった。

妖怪からしたら、人間なんてみんな同じようなものだから分かりやすくするためにね。

しかし、そこでまた先生が奇妙なことをし始めた。

先生は妖怪にお願いを言う前に、突然詩をやめたのだ。
61: 1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/ 2014/09/12(金) 19:56:19.40 ID:ilHTgWOC0.net
俺は何かアクシデントでも起きたのか?と一瞬焦った。
でも次の瞬間、何かガラスが割れるような音がした。

そこで俺は悟った、先生は殺陣をするつもりなんだと。

いつも言っているように、うちは妖怪を倒す、というより妖怪と交渉するのが主な仕事だが
ごく稀に、どうしようもない時に妖怪を「殺す」ことになったりもする。

なんか妖怪退治っぽいことだが、これはかなり難しく、危険なことだ。
これをうちでは「殺陣」と呼ぶが、殺陣はめったにしない。

よく昔話でも、人を食ったりする妖怪が封印されたりとかするだろ?
あれは倒せないから封印するってのは確かにあるが、例え倒せたとしても
殺しちゃいけないから生きたまま封印するってことも多い。

前にも妖怪をなぜ無暗に殺さないかって話をした気がするけど。

妖怪が人間に害を及ぼすのは大抵悪意があるわけじゃない。
ものすごい悪とかするやつは、殆どそう言う風にできているからそうするだけだ。

例えが悪いかもだが、台風が家とかをなぎ払ったりして、人を死なせたりするけど
台風自体はそれに悪意があるわけじゃない。ただ、そうなってしまうだけだ。

なので、その行為には罪が存在しない。罪が存在しないのに勝手に殺すのは不公平だろ?

もちろん、いたずらをして喜ぶ奴らもいるが、そう言う奴らの場合、自覚がある分
殺されるほど悪いことをしたりしない。

もし、人間にとって「悪い」ことをやつで、しかもそういうことをする必要がないのに
それを悪いことだと自覚したうえで、その悪さをする妖怪がいても、そういうやつほど強い力持っているから
単純に力不足的な問題で殺せない。

なので、殺陣というのは滅多にしないことだ。

俺は真っ暗な中、かなり混乱した。
流派ごとに、殺陣の初め方は違う。

大抵の場合殺陣を開始するにしても、そのふりをして妖怪を驚かして、逃げさせるやつ。

しかし、今度の先生の準備をみると、完全に「殺す」つもりだ。
63: 1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/ 2014/09/12(金) 19:58:00.07 ID:ilHTgWOC0.net
この場合のやり方は「鴻門集」と呼んでいる。
多分「鴻門の会」とかなんとかから来てるんだろうね。

始め方はまず、妖怪を呼びつける。そのあと一通り宴会が終わったところで
儀式で使う光をすべて消す。

そのあと、お酒が入っていない酒瓶をたたき割る。
それが合図だ。

これが「殺せ」の合図になる。

準備するものは全部で2つ。まずはその殺そうとしている妖怪を倒すのに適した形の物

妖怪は物理的に物を動かせたりすると前にいった気がする。
これはつまり、同じように物理的なものの影響も受けるということだ。

もちろんすべてではないので、各妖怪に合わせて物を選ぶ必要がある。


もう一つは確実に妖怪の位置がわかるようにできるもの。
例え霊感があっても妖怪がはっきり見えるわけじゃないらしいので
その妖怪を一定の位置におびき寄せたり、誘導したりする必要がある

それをするためのものだ。


まぁ、正直準備自体はそんなに問題じゃない。ただ、本番がむずかしいのだ。


それに妖怪を呼びつけて、話し合うかと思わせながら、闇うちをするという形式のものなので

背信にも当たるような行為だ。

やってしまうと、それ以降妖怪に信用されなくなってしまうかもしれない
という大きな職業上のリスクも被うことになる。

つまり、それくらいの覚悟がないと、この殺陣をやってはいけないんだ。
70: 1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/ 2014/09/12(金) 20:21:23.41 ID:ilHTgWOC0.net
殺陣は一回始まったら、中断はできない。

俺も覚悟を決めた。先生がなにをしたいのかはわからないが
今はもう従うしかない。そう考えたんだ。

ならば、まずは妖怪の場所を特定だ。

先生のそれまでミサトさんにやったことの意味がやっとわかった。
彼女を妖怪の「餌」にして釣るつもりなんだ。

皆も知っていると思う話だけど
ヤマタノオロチを退治する話ってあるよね。

あれも割と殺陣の式用にならったもので、ヤマタノオロチは酒瓶に首を突っ込んで
酒を飲んでいるところに斬首をくらった。

まぁ、あの話だと、酒で酔わせるのが大切みたいな書き方だけど
本当は酒瓶に首を突っ込んだってところに注目してほしいんだ。

つまり、半分実体がないような妖怪の首をはねるために、酒瓶に首を突っ込ませて
首の場所を特定したんだよ
72: 1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/ 2014/09/12(金) 20:48:43.59 ID:ilHTgWOC0.net
あそこでの酒瓶の役割を、この場合はミサトさんに勤めてもうことになる。

まぁ、例えがかなりわるいんだけど、うまい説明の仕方が思いつかないから
こういう風に言うが
ミサトさんの魂をお酒として、体を酒瓶にする感じだ。

どこまで説明したかわすれてしまったんだけど、とりあえず
体に妖怪が入り込めるけど、途中で詰まっちゃうような状態に
彼女はなっている。

俺はすばやくミサトさんにその場にしゃがませた

そして、めいんでぃしゅだよー的な詩を大声で叫んだ。
78: 1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/ 2014/09/12(金) 21:27:34.25 ID:ilHTgWOC0.net

俺は心の中で10秒くらい数えた。

そして、ミサトさんの額に「下」と書かれているだろう位置を
ごしごしと手でこすった。

これで準備は整った。うまくいっていれば
ミサトさんに興味をもった妖怪が彼女の中に「入ろう」として
挟まって動けなくなっているはずだ。

暗闇の中、ミサトさんは微かに震えているように感じたが
光がなくて、見えなかった。

先生がいた位置から、足音がこちら側に近づいてきた。

俺は先生に位置を伝えるために、手を2回たたいた。

2回たたくのは特に意味はなかった。たた、その昔、手を三回たたくのは
キリスト教で三位一体を侮辱する行為で、悪魔をよぶってきいたことがあって
まぁ、花子さんとかを呼ぶ時も3回たたいたりするしね

なんで無意識の時は割かし2回たたく。

それを2回くらい繰り返すと
先生は俺の肩に手をかけた。
80: 1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/ 2014/09/12(金) 21:43:36.16 ID:ilHTgWOC0.net
俺は先生の手を掴んで、ミサトさんの肩にそれをかけた。

そして、俺はミサトさんから離れようとした。

俺はこの時点、このあとどうするべきなのか知らない。
殺陣の最後の部分は半人前はしってはいけないってことになっている。

無暗にやったりしないようにね。

しかし、その時だった。
俺の脚首あたりが、何かにつかまれた。

位置的にはミサトさんだろうけど、でも、確信を持てる。彼女じゃなかった。
イタチとかでもなかった。

理由はわからないんだけど、本能というか勘というか、そういうのが違うって

掴んできたといっても、ものすごい力じゃない。軽く触れてきている程度だ。
俺は迷わずそれを振りほどいた。
81: 1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/ 2014/09/12(金) 21:56:32.89 ID:ilHTgWOC0.net
掴んできた何かは簡単にほどけた。

俺は急いで、そこを離れようと、5,6歩ほどすばやく脚を動かした。
その時、唐突に、ミサトさんがぼそぼそと何かを言う声が聞こえてきた。

「ももの、こざえ、みりたたた、ほしえみ…」だがなんだが、そんな感じだ。
その音が耳に入った瞬間、俺の体はぞわりと嫌な冷や汗がなぜかわいた。

そんで、なにかがすっと体から抜けていくようなそんな感じの感覚にとらわれた。


クスクスクス。遠くから、何かが笑うような声が聞こえた。

俺はやばい!とおもった。

ミサトさんがつぶやいていたのは「天命漏らし」だ
82: 1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/ 2014/09/12(金) 22:16:49.47 ID:ilHTgWOC0.net
俺は先生たちがいるほうに体を向けた。

暗闇の中、先生がもぞもぞ動いているのは分かる。
でも、なにが起きているのか把握はできなかった。

一体何が?そう思った時

何かに激しいタックルを食らわされた。

俺は混乱したまま、倒れた。そして、タックルしてきたものはそのまま俺に馬乗りしてきた。
その時ふわりと、いいにおいがした。

ミサトさんの髪の匂いだ。

ミサトさんは俺に馬乗りになったまま動かなかった。
彼女は割かし細いほうだったし、その時期の俺は腹筋とか何とかして
割かし鍛えたんだけど

彼女をどかそうとじたばたしたのに、彼女はびくともしなかった
83: 1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/ 2014/09/12(金) 22:32:21.46 ID:ilHTgWOC0.net
そんで、そのまましばらく沈黙したままの時間が流れた。

先生がやってくるような気配はなかった。

時間に経つにつれ、俺も冷静になった。じたばらするのをやめ
耳をすませた。風の音と、俺の心臓がどくどくいう声しかしなかった。

どれくらいたったか、いつも通り自分の中で数えることができなかったので
激しく不安になった。

体感かなりの時間のあと、ミサトさんの息遣いが俺の顔に近付いてきた。

彼女は俺の耳元でぼそぼそ、しゃべりはじめた。
残念だけど、彼女がなにを言ったのかは、みんなに教えらないんだけど。

ただ、その時になってやっと俺は理解した。
85: 1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/ 2014/09/12(金) 22:43:49.34 ID:ilHTgWOC0.net
搬山流とは山を運ぶという意味の流派だ。
俺はずっと、それは山を運ぶだけの意志の強さをという意味だろうと思っていた。

でも、それはあくまで半分が正解で、うちの流派がやろうとしていること
運ぶべき「山」がほんとうにあったこと。

あの時、あの墓地で、俺の妹が出会ったもののこと

ずっとおかしいと思っていたこと

俺の一家に深い憎しみを持っているはずなのに
俺をいまだに野放しにしているイタチのこと

苦しめるためだと、無理やり納得していたが、その本当の理由のこと。

かつて、東南アジアのあの燃えた家で、俺はなぜか助かったこと

先生がいまやろうとしていること

まぁ、これなら確かに合点だなと。俺は思った
87: 1 ◆cvtbcmEgcY @\(^o^)/ 2014/09/12(金) 22:57:28.98 ID:ilHTgWOC0.net
うーん、ちょっと色々思い出して疲れてきたから

今日はここまで、またー







※続き 
妖怪退治の仕事してるけど、何か質問ある?その8(2)
http://fandz.pazru.com/cult/nankayoukai8_2
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