タイトル:【いままで】梯子【ありがとう】
引用元:anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1241050299/
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ゆんゆんの言葉 2009/05/25(月) 02:40:16 ID:6VzY1xS+O
一つ問題を出そう。
昔あるところに、天涯孤独の身の上の子どもがいました。
子どもはたった独りではありましたが、生まれた時からそうだったので別に悲しくも寂しくもありませんでした。
ただその子は大きくなり知恵がつくにつれて、変化に怯えるようになりました。
自分が感じる幸せが何も変わって欲しくなかったのです。
そのために何か出来ないかと何でもしましたが不安は拭えませんでした。
その子は毎日毎日嘆いて暮らしていました
ある時、子どもは一人の魔女と出会いました
初めて出会う他人で、しかも魔女であったのに子どもは親切に優しく彼女をもてなすことが出来ました。
魔女は子どもに言いました。
お礼に一つだけ願いをかなえてあげましょう。
さて、子どもは何をお願いしたと思う?
2009/05/27(水) 23:12:59 ID:TCQKFXgKO
小雨の降る綺麗な夜だった。
その日の食卓にいたのは父と母と姉と妹と弟だった。
弟は砂漠の番人の仕事をさぼってしまったのだが、怒りを恐れて隠していた。
その日かえるは井戸の中から空を見上げるのをやめた。
父は怒ってかえるを殺してしまった。
母は泣き伏しながらその遺骸を集めた。
弟は釘を打った箱にそれを詰めて海へ流した。
妹がそれを拾い、姉が遺骸を並べる。
翌朝に父と母が死んだが、弔うものは誰もいなかった。
さあ、忘れ去られた哀れな兄はどこ?
かえるは誰?
兄は、本当に、いたの?
Ich frage Sie danach.
Wer bin ich?
Wo ist Ihr Mut?
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